目覚める

手術直後

何となく目が覚めると、病棟にベットに寝ていました。とりあえず一番に即思ったのは

自分
自分

生きてる・・・・・。

手術前のふざけ過ぎる看護師の態度があって目覚めてるのですから、当たり前の感想だと思います。

しかし、とにかく思うように体は動かせません。腕には点滴がつけられているし、尿の管が入っています。

まぁとにかくよくわからない状況になっています。そして時間も全く分からない。

看護師に話しかけられて、ぼーっとしながら応じてはいますが、気分も良くない。

時間が分からないんですね。看護師が去った後、何とか体を動かして、確かこの辺に時計を置いておいた、と思われる所に

手を伸ばして、やっと時間が分かりました。入院する病院にもよりますが、私が入院したところの看護師は

こちらが時間を確認しようと話しかける前に、自分のやる事をやったらさっさとどこかに行ってしまったので、

条件次第によっては、私のように時間を確認することにすら苦戦する事になると思います。手術前に時計の場所も

確認しておいても良いかもしれません。寝たままでも見れる位置に置いておく。それを看護師にも伝えておく。

動かされるかもしれませんので。

手術当日の夜

とにかく寝てるしかありません。と言うか、そもそも私は気分が悪かったので、寝てるのもしんどかったです。

手術の説明を受けた時に、麻酔の説明も受けます。全身麻酔の説明の時に

「車酔いをしたり、めまいの症状を持っている方は、目が覚めた時に、気持ち悪くなったり、吐き気、胃がむかむかしたり

する症状が出たりするかもしれません」

と、言われていたのですね。因みに私は残念ながらめまいの症状が出やすいタイプに該当していました。

手術した上にめまいの症状の付随症状のような気持ち悪くなる、吐き気、胃もたれ、のような症状に苦しみたくない!!と

思っていたのですが、残念ながら叶いませんでした。段々目が覚めてきたら今度はとてつもなく気持ち悪くなってきました。

胸が悪い。吐き気がする。そんな時に主治医が来て、術後説明をされましたが、半分くらいしか聞いてませんでした。

苦しくて、寝返りを打ちたいけど、色々体についていてそれすらままならない。夜になって何も食べてないけれど、

もどしかけたので、ナースコールで看護師を呼びました。が、特に何をされる訳でもなく、吐いた時の為に容器をベットの横に

置かれただけ。苦しくて、何度ももどしそうになっていた時に、同じ部屋の向かいに寝ているおばあさん二人の会話が

聞こえてきました。

えらい苦しんではるやんか。なんで何にもせえへんねんや。なんとかしたりーや。看護師やろうが。

なんでほっといてんのや。さっきから吐きそうにしてやるやんか

そうやんね。さっき看護師きてたみたいやけど、結局何にもしてないもんね。今だって苦しそうに

してやるやんか。何考えてんのやろか。

ベットの周りにはカーテンがされてるので、ろくに顔を見た訳でもないです。コロナでもあったので、

率先して挨拶出来るわけでもなく。全く会話一つしてもいません。でも、その声が聞こえた時に泣きそうになりました。

苦しくて、辛くて、思わず弱気になって母親の顔を思い出していました。ここには誰もいない。そう思っていたから

誰かはわからないけれど、自分のことで、そんな風に言ってくれる、思ってくれる人がいる。それがこれ程までに

嬉しいとはなぁ。ありがたいと思うものなんだなぁ。心細い時にかけてもらえる一言のありがたみを痛感しながら

気持ち悪い状態でうつろうつろしながら、手術当日を終えました。

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